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ビジネスパーソンのための転職講座①: 転職活動の前に

「ビジネスパーソンのための転職講座」パート①は、誰もが最初に考える「そもそも転職すべきなのか、今の職場に留まるべきなのか」という疑問からスタートしてみたいと思います。

【 隣の芝生はホントに青いか 】

弊社に相談に来られる転職希望者の方々の転職理由は本当に様々です。
「そろそろ次のステップに上がりたい」
「違う職種にキャリアチェンジしたい」
「今の会社では十分なチャンスが与えられない」
「入社前に言われていた事と話が違う」


ポジティブな理由、ネガティブな理由、様々なものがあり、どういう理由なら転職すべきで、どういう理由なら転職すべきではないとも言えません。
むしろ、転職したい理由よりも、その人にとって“転職するのと今の職場に留まるのと、どちらが良い結果になる可能性が高いか”という事が、単純ですが最も重要なポイントです。

では、それにはどうしたら良いのか。一言で言うと、“実態を理解する”という事につきます。

「今現在どんな企業が、どんな職種を募集しているのか」
「今、元気な業種・業界はどこか」
「自分が応募出来そうな求人にはどのようなものがあるのか」
「転職した場合、給料等の条件は良くなるのか」
「自分に合う職場があるか」

これらの事が理解出来れば、“隣の芝生はホントに青いかどうか”ある程度判断出来るはずです。
しかしながら、転職経験の無い方にとってはこれらの事は非常に分かりづらいですし、転職経験のある方でも転職してから1~2年以上経ってしまっているだけで状況は大きく変わっている可能性があります。

転職をすべきかどうか考えたら、くよくよ悩んでいても答えはでません。“実態を理解する”ためのアクションが必要なのです。

【 実態を理解するための手段・ツール 】

それでは、どのようにして“実態を理解するか”について、説明していきます。

“実態を理解する”ステップは、大きく分けて2つの段階に分かれます。第1段階は「事前調査」、第2段階は「実際の転職活動」です。

まず、第1段階である「事前調査」にはいくつかの方法があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。各自の事情に合わせて、適したものを組み合わせて利用すれば良いでしょう。

①Webサイト
現在では様々な転職サイトが存在しており、それらをチェックするだけでも、どのような企業・職種で求人が行われているかなどの、大まかな求人市場の状態は分かります。但し、手軽に調べられる一方で、実際の給料水準だったり、“自分個人にとってどうか”という肝心なところまでは把握出来ません。

②転職情報誌などの紙媒体
こちらも様々な情報誌があり、ある程度の情報収集は可能です。検索などの利便性ではWebサイトに劣りますが、転職サイトに掲載していないような企業が掲載されている事もあります。

③人材紹介会社(キャリアコンサルタント)
職務経歴情報などの個人情報を開示したり、メール・電話や面談でやりとりしたりという手間はありますが、単なる求人情報だけでなく、自分自身に合わせたキャリアのアドバイス、各種情報提供を受けられるという点では非常にメリットがあります。但し、あくまで自分に合った信頼出来るコンサルタントに相談する事が重要です。なお、通常、人材紹介会社は、個人からは料金を取りません。

一方、上記のどのツールを使うとしても必ずやらなければいけないのが、“自分自身の棚卸し”です。要は、自分の将来を考えるにあたって、自分の過去・現在をもう一度振り返って整理をする必要があります。単純に履歴書・職務経歴書のフォーマットを埋めるだけでなく、身につけたスキル、実績、将来の夢、信念、制約条件、転職を思い立った理由などを整理する事で、自分が目指すべき方向性、自分の立ち位置が明確になってきます。

面接を受けたり、実際の転職活動をしなくても、上記の事前準備をするだけでもある程度の実態把握は出来ます。この段階で「今の職場にいた方が良さそう」という結論になれば、それはそれで、より今の仕事に専念できる事になりますので、事前調査を行った価値は十分にあります。

一方、事前調査をした段階で、「転職した方が良さそう」あるいは「もう少し良く考えないと分からない」という結論になった人は、第2ステップである「実際の転職活動」に入る事になります。

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